【生活習慣病:歩くことは人間にとって最良の薬?】
- a05m100
- 7月3日
- 読了時間: 4分

こんにちは(^_^)/ 事務の田中です。
当診療所は在宅訪問診療が中心ですが、
土曜日の午前(予約制)は外来もおこなっております。
生活習慣病が気になってきたら、お気軽にご連絡ください。
私は1型糖尿病(厳密に言うと糖尿病MODYタイプ3)です。
10年程前からインスリンを打つようになりました。それまでは薬を飲むだけ。
おかげさまでHbA1cは、6.0~6.3を維持してます。
今のところ合併症のリスクは低いと言われています。
20代後半から治療と合わせて継続(趣味?)していることがあります。
散歩・登山です。
趣味をお伝えした時、相手から返ってくる言葉は賛否両論ですが、、、、、、(笑)。
歩くことは「人間にとって最良の薬」と称されるほどです。
以下に主なメリットをまとめます。
【身体的なメリット】
生活習慣病の予防・改善:
・肥満の予防・解消
有酸素運動であるウォーキングは、体脂肪を効率よく燃焼させ、特に内臓脂肪の減少に
効果的です。基礎代謝の向上にも繋がります。
・糖尿病の予防・改善
血糖値のコントロールを助けインスリンの感受性を高めます。これにより糖尿病の発症
リスクを下げ、既に糖尿病の方の症状改善にも寄与します。
・高血圧の改善
血管の弾力性を保ち、血圧を安定させる効果があります。
・脂質異常症の改善
悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やす効果が期待
できます。
・心血管疾患のリスク低減
心臓や血管の機能を強化し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを低下させます。
骨・筋肉・関節の強化:
・骨粗しょう症の予防
適度な負荷が骨に加わることで骨形成が促進され、骨密度の維持・向上に役立ちます。
・筋力の維持・向上
特に下半身の筋肉(太もも、ふくらはぎなど)を効果的に鍛え、サルコペニア(加齢に
よる筋力低下)の予防に繋がります。
・関節の健康維持
関節液の循環を促し、軟骨への栄養供給を助けることで関節の柔軟性を保ち、痛みの軽
減にも役立ちます。
心肺機能の向上:
・肺活量が増え、酸素を効率的に体内に取り込む能力が高まります。
・心臓のポンプ機能が強化され、全身への血液循環が改善されます。
免疫力の向上:
・適度な運動は免疫細胞を活性化させ、風邪などの感染症にかかりにくい体を作ります。
その他の身体的効果:
・便秘解消、腸の蠕動運動を活発にし便通を促します。
・肩こり・腰痛の改善、全身の血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。
・冷え性・むくみの改善、体温が上がり、血流が良くなることで改善が期待できます。
【精神的なメリット】
ストレス解消・気分転換:
・ウォーキング中にリズム運動を行うことで、精神を安定させる神経伝達物質「セロトニ
ン」の分泌が促進されます。
・また、達成感や幸福感をもたらす「エンドルフィン」の分泌も促され、リラックス効果
や幸福感をもたらします。
・自然の中を歩くことで、五感が刺激され日々のストレスから解放されます。
睡眠の質の向上:
・適度な運動による心地よい疲労感がスムーズな入眠と深い眠りを促します。
・特に朝のウォーキングで日光を浴びることは、体内時計をリセットし、睡眠と覚醒リズ
ムを整えるのに非常に効果的です。
脳の活性化・認知症予防:
・歩行によって脳への血流が増加し、酸素や栄養が豊富に供給されます。
・足を使う運動は脳に良い刺激を与え記憶力や集中力の向上に繋がると言われています。
・認知機能の低下を抑制し、アルツハイマー型認知症などの発症リスクを低減する可能性
が研究で示されています。
うつ症状の軽減・精神安定:
・ウォーキングが軽度から中程度のうつ病の症状を緩和する効果が報告されています。
・精神的な緊張を和らげ、不安感を軽減する作用があります。
自己肯定感の向上:
・目標を達成することで自信がつき、自己肯定感を高めることができます。
などなど。
改めて「人間にとって最良の薬」、納得しながらブログを作成しております(笑)。
無理なく継続することが何よりも大切です。
無理は禁物。特に今の時期、昼間の運動は脱水症状などリスクも高いです。
最初から長距離や速いペースを意識せず、短時間から始めて徐々に増やしていくのがポイ
ント。
「さて、次はどこの山に登ろうか、、、、、、、」
お勧めがあったら教えてください!
先日登った金剛山。
途中から濃霧になり恐ろしかったです(汗)。
★ARIGATOU★
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