誤嚥性肺炎を防ぐ「3つの習慣」と安全な秋食材の食べ方
- a05m100
- 10月2日
- 読了時間: 3分

こんにちは!きらいです!
朝晩の冷え込みに秋の深まりを感じる今日この頃。スーパーには焼き芋や栗など、旬な食べ物がたくさん、、、そそるぜこれは!(←最近このセリフにはまってます)
しかし、この食欲が増す時期だからこそ、注意したいのが「誤嚥(ごえん)」です。食べ物が誤って気管に入り、命にかかわる誤嚥性肺炎につながるリスクがあります。
今回は安全に、美味しく秋の味覚を楽しむための簡単な予防のヒントをお伝えします。日々の小さな工夫で、楽しい食欲の秋を送りましょう!
1. 食べる前の準備:「体操」と「姿勢」で喉にスイッチオン!
誤嚥を防ぐために、食事を始める前に体を「食べるモード」に切り替えましょう。
嚥下(えんげ)体操で喉を目覚めさせる
食事の前に、喉や口周りの筋肉を動かす準備運動が効果的です。これが今日からできる「食べる前の3分体操」です。
パタカラ体操: 唇、舌先、喉の動きを鍛えるために、「パ・タ・カ・ラ」と大きな声で、各5回ずつを目安に繰り返しましょう。鏡を見ながら口を大きく動かすのがポイントです。
唾液腺マッサージ: 耳の下や顎の下などを優しくマッサージし、唾液の分泌を促すことも、食べ物を飲み込みやすくする上で大切です。
食事中の姿勢をチェック(顎引きが命!)
どんなに美味しい食事でも、急いで食べたり、姿勢が悪いと誤嚥のリスクが高まります。
良い姿勢のポイントは、背筋を伸ばして深く腰かけること。そして、顎を軽く引く(お辞儀をするような角度)ことです。顎が上がると、食べ物が気管に入りやすくなるので注意しましょう。一口の量を欲張らず食べ物を口に入れたら飲み込むまで話さないことも大切です。
2. 食材の工夫:秋の味覚を「安全に」楽しむコツ
秋の食材には、少し硬いものやパサつきやすいものが多くあります。調理や提供の仕方でひと工夫しましょう。
栗や豆、きのこ類: これらは皮や繊維が残りやすく、口の中でまとまりにくく誤嚥につながりやすい食材です。できるだけ細かく刻んであんかけや卵とじにするか、ペースト状にする工夫が必要です。少量ずつ提供し、お茶や汁物で喉を潤しながら食べるようにしましょう。
さつまいも: ホクホクとした食感は魅力ですが、パサつきがちで喉にへばりつきやすい性質があります。牛乳やバターを加えてポタージュにするか、煮物にしてとろみをつけるなど、飲み込みやすいように工夫しましょう。
秋刀魚などの焼き魚: 小さな骨が喉に刺さりやすいので、必ず骨を丁寧に取り除いてから提供してください。すり身にしてつみれにするのも安全な食べ方の一つです。
乾燥が進むと唾液も減り、パサついた食品はより危険になります。汁物や茶碗蒸しなど、水分の多い料理を一緒に摂ることを意識しましょう。
3. 食事後の口腔ケア:肺炎予防の「最後の砦」
どれだけ予防しても、食べ物のかけらや唾液と一緒に細菌が気管に入ってしまうことがあります。これが誤嚥性肺炎の主な原因です。食事の後の口腔ケア(歯磨きやうがい)は、口の中の細菌を減らすための「最後の砦」です。
食後ケア: 食後すぐに歯磨きや義歯の手入れを行い食べかすを残さないようにしましょう。
うがいが難しい方へ: 水でのうがいが難しい方は、スポンジブラシなどで口の中全体を丁寧に拭うだけでも効果があります。
舌のケア: 舌の上の白い苔状のもの(舌苔)も細菌の温床です。舌ブラシなどで優しく取り除くケアも忘れずに行いましょう。
誤嚥性肺炎の予防は、難しいことではなく、日々の「小さな習慣」の積み重ねです。「食べる前は体操と顎引き」「パサつきにはとろみを」「食後は徹底ケア」の3つを意識して、今年の秋も安全で美味しい食卓を囲みましょう!
今日から早速「パタカラ体操」を試して、ご自身の変化を感じてみてくださいね。



コメント